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G08  かつて歩いた道

 この駅で電車を降りた乗客は、わたしたち二人だけであった。
「ここ?」と、真新しい麦わら帽子の下で結衣がいった。その声は、動き出した電車の音と駅舎を包むせみしぐれに飲み込まれて消える。娘はわたしを見上げ、わたしは首をかしげた。結衣は少し背伸びして声を張り上げた。
「ここなんでしょう?」
 再び寄せる波のように、せみの声が巨大な塊となって湧きおこる。「そうよ」と答えると、結衣はわたしの手からするりと抜け出て、駅舎の出口めがけて一目散にかけだした。わたしは慌てて「結衣」と呼び止めた。その声はひと気のない駅舎に神経質に響いて、娘は体のどこかを刺されたかのように驚いて振り返った。近頃の結衣はときどき過敏な反応を示す。娘を強張らせた不安を解きほどくように、優しくその手を引きよせた。
 二人で駅舎を出ると、音もなく黄金の日ざしが覆いかぶさってきた。目を細め、麦わら帽子の縁からそっと空を見た。こうしてここに立つのは、二十五年ぶりだ。空は、初めてこの町を訪れたあの日と同じで、どこまでも青い。だが、すべてがあの日のままというわけではない。砂利道だった駅前の道は舗装されて三倍にも広くなっていたし、目に入る駅前の一帯はきれいに整備されて、記憶の中と大きく姿を変えていた。果たして無事にたどり着けるだろうかと一抹の不安がよぎる。とはいえ、記憶にある道筋は単純なものだ。
「さあ、行きましょう」
 わたしは南に伸びる並木道をまっすぐに歩きはじめた。娘も小さな歩みでわたしに並ぶ。その姿はまるで、二十五年前、母に手をひかれて歩いた、わたし自身のようだ。
 わたしたちの姿は、他人の目にはどのように映るのだろうか。歩き始めてすぐに、ふと、そんなことを思ったのは、数日前、里美と交わした、たわいのない会話のせいなのだろう。職場近くの喫茶店で遅い昼食をとっていたときのことである。
「見て、あの人」
 里美はものいいたげな瞳を歩道に向けて、わたしの視線を誘った。そこにあったのは、一人の母親の姿だ。化粧気はなく、わずかに唇に紅をさした程度。ぼさぼさの髪を後ろでまとめて、形の崩れた服に身を包んでいた。ベビーカーに乳飲み子と、片手には、四、五歳になる男児の手がつながれている。疲れているのだろうか。目の下には濃い隈が浮き出ていて、表情は生彩を欠いていた。
「わたしたちと同じくらいよね」里美は丁寧に化粧の施された顔を軽くしかめた。「わたしも結婚して子供ができると、あんな風になるのかな。ああ、考えただけで気が滅入っちゃう。その点、幾久子はいいわよね。全然くたびれた感じがなくて」
「そう? 結構疲れてるのよ、こう見えても。仕事と母親の両立って大変なんだから」
 わたしたちの見守る中、男児は手にした木の枝を乱暴に振り回し、母親は感情の栓はとうに抜け落ちたとばかりに、機械的に叱った。
「でも、それを見せないところがさすがなんじゃない? 大事だと思うな、そういうの。あんまり生活の臭いをぷんぷんさせちゃうと、うちらなんて一気に老けこんじゃうんだから」
「わたしだって老けこんでいるのよ。見て、ここに小じわ」わたしが自分の目じりを指さすと、里美は「よして」といって笑った。
 小さな写真館の窓にわたしたちの姿を写してみた。薄暗い店内を透かして、手を取って並ぶ母と娘の姿が見える。おそろいの麦わら帽子をかぶった二人はとても幸せそうで、わたしは良い母親に見えたし、結衣は良い娘に見えた。わたしの目の小じわは見えない。
 良い母親であることは楽なことではない。ましてや仕事をしながらともなればなおさらだ。そもそもこの旅行にしても、仕事の忙しさにかまけて、日ごろあまりかまってやることのできない娘への、せめてもの罪滅ぼしであった。もう一度、ガラスに映る二つの影を見つめた。あの日、わたしと母の歩く姿も同じように幸せな母と娘に見えたのだろう。ただ、母はわたしよりもずっと疲れていた。里美と二人で笑いながら見つめたあの母親のように、ずっとくたびれていた。母が憔悴しきっていた原因の一つは間違いなく父の存在であろう。血を分けた肉親を悪くいいたくはないが、もっとはやくに、父に見切りをつけてもよかったのだと思う。ただ、父と別れた後も、二人の娘を育てるのに、母は多くの苦労を重ねたに違いない。
「水木さんは強い人だなって思います」
 あるプロジェクトが終わった後の飲み会の席だったと思う。顔を真っ赤にした若林が、不意にそういった。わたしはよほど不審な顔をしていたのだろう。若林は「だって水木さんは、一人でお子さんを育てて仕事もして、その仕事だって、そこらの男より、よっぽどできるし」と続けた。
わたしは「母親は強くないといけないでしょう?」と答えた。母もそうだったし、わたしも強くありたかった。
 若林は、日ごろから生真面目という印象で、妙な青臭さと真摯さのバランスに悩む青年であった。どこかで彼を対等の相手としては認めていなかったのだろう。さらに重ねられた一言が、彼にはあまりにも不釣り合いで、わたしは思わず笑い出してしまった。
「でも、寂しいこともあるんじゃないんですか。だれかに甘えたくなるとか」
 隣で聞き耳を立てていた里美もケラケラと笑い出し「それって口説き文句よ」と茶化した。そこで終わればよかったものの、里美の容赦ない矛先はわたしへと向けられた。「でも実際はどう? 幾久子はあまり弱みを見せないけど、本当は一人が寂しかったりする?」
 笑って受け流そうにも、二人は妙に力のこもった眼差しでわたしを見つめていた。その居心地の悪さに、しぶしぶ答えを探す。かけ足で心の中を探って、寂しくはないと、そう思った。「単に一人でいるということと、孤独だっていうことは違うわ。一人でいるのは、さっぱりとしていて、身軽で、爽やかなイメージ。でも、孤独は重苦しくて、じめじめとしている。要は心の持ちようよね。わたしは一人でいたいからそうしているだけ。もちろん娘をいれたら二人だし、そんなに悪い生活じゃないわよ」
 わたしはきっぱりと、そう答えた。
 夫のことが嫌いだったわけではない。ただ、生活や生活を取り巻く思いにずれが生じてしまい、気がついたときには、容易には取り繕えないほどに亀裂が広がっていた。ささいなことだったのかもしれない。それだけに、そんなことで衝突しながら暮らすことが、わたしや結衣の幸せに繋がるとは思えなかった。
 わたしは再び歩き始めた。娘もはずむ足取りで続く。結衣はこの町を、なんの変哲もない田舎町の散策を、心から楽しんでいるようだ。連れて来て良かったと思う。
「田舎ってなに?」
 夏休みも近いある日のことだった。たまには娘と夕食を取ろうと、買い物を済ませて早めに帰宅したわたしに開口一番、結衣がそういった。娘は東京生まれの東京育ちだから田舎というものを知らない。台所で夕食の準備をする片手間に話を聞いてみると、この夏休みに田舎に遊びに行くという友人がいて、その子供らがあまりにも楽しそうに吹聴するものだから、無性に羨ましくなったのだそうだ。
「いいなあ」という娘の声に、そうね、と答える。「美紀ちゃんも、昭くんも行くんだって」には、そうなの。「田舎には、カブトムシもいるんだって」には、もう一度、そうね。
 わたしのそっけない態度に結衣は目に見えて落胆した。とぼとぼと居間へ立ち去ってしまう。そのあとはずっと消沈した様子で、久しぶりに設けた母娘二人の食事の時間にも終始無言であった。わたしはピシャリと箸を置いて、娘を見据えた。
「わがままはいけないのよ」努めて平静にいう。きつい口調や咎める口調は避けるようにしていた。それでも、多少の憤りがにじみ出ていたのだろう。娘はビクリと身を強張らせ、うつむいたままの姿勢で「はい」と答えた。
 何日かして、姉から電話がかかってきた。
「あなたのことだから、きっとうまく考えているとは思うけれど、結衣、とてもがっかりしていたみたいよ」話は遠慮がちに切り出された。姉は二駅離れた所に住んでいて、日頃からなにかと結衣の面倒を見てくれていた。結衣ももう一人の母親のように慕っている。
「あなたは仕事をがんばれるひとだから」
 姉はそういって、わたしを応援してくれていた。自分は少し働いてみたものの性が合わないと、すぐに家庭に入った口だ。元来、家庭的な性格なのだろう。ひとつの理想的な家庭の姿が姉のもとにはあって、わたしや結衣にも惜しみなくその門を開いてくれていた。わたしはそんな姉の好意に甘えていた。
 電話の傍ら、テレビを見る結衣の横顔を盗み見た。ふさぎこんでいたのはあの日だけで、その後はいつもと変わらぬ様子であった。だから、姉がなんのことをいっているのか、すぐには分からなかった。
「もう夏休みでしょう? どこかへ連れて行ってあげられないの? いろいろあったから、あなたにも結衣も息抜きが必要よ」
 そこで初めて、先日のやり取りに思い至った。わたしはともかく結衣には、気分転換の機会があってもいいのだろう。忠告に感謝し、電話を切った後で娘を呼んだ。
「田舎に行きたい?」
 わたしに叱られるとでも思ったのだろうか。娘ははじめ探るようなそぶりを見せたが、わたしが微笑むと、たちまち目を輝かせた。
「でも、お仕事忙しいよ」
「一日くらいなら大丈夫。ママと二人で、田舎に行く。そして、カブトムシを探す」そういったとき、わたしは既にこの町の風景を思い浮かべていた。「むかしね、お母さんが子どものころ、少しだけ暮らしたことのある町があるの。すっごい、田舎よ」
「お母さんがいたの?」
「そう。お母さんの叔母さんの家があって、そこにお世話になったの。すぐそばに山があって小川が流れてた。お魚もいたし、山にはきっとカブトムシもいるわ」
「まだそのお家ある?」
「どうかな。お母さんも、ずっと行ってないからわからない。どうする? 行って確かめてみようか?」
 うん、と無邪気な笑顔で結衣は頷いた。それからというもの、この旅を何よりも心待ちにしていたようである。
 駅前の通りを抜け、小さな橋をひとつ渡ると、結衣が前方を指さした。つきあたりに小高い丘が現れて、そのふもとに鳥居が立っていた。わたしは首をかしげた。駅から随分と離れていたはずの神社の森が、こんなにも近くにある。幼いころに親しんだ道のりを、大人になってからたどってみたときに、こんなにも近くだったのかと驚くことは、よくあることなのだろう。わたしはうすぼけた朱色の鳥居の前に立って左を眺めた。目の前には、かつてあった高く岩乗に陰気っぽく連なっていた森とそれに沿った狭い道のかわりに、これまでと同じように、だだっ広い道路と、低い家並みが現れた。しかもその道は、百メートルほど先で二つに分かれている。叔母の家へと通じる道はどちらなのか、それともそんなものはとうに消えてしまったのか。
「どうしたの?」娘がわたしの手を引いた。
「いいえ、行きましょう」
 あの日の母も道に不慣れな様子であった。ちょうど今のわたしと同じで、古い記憶の糸を手繰っていたのだろう。わたしは不釣り合いに大きくなった道を行き、これと並行したもう一本の、埃っぽく投げ出された道へと曲がった。するとすぐに、周囲の様子は一変した。これまでぽつぽつと並んでいた小住宅は姿を消して、灌木の生えた空き地が目立ちはじめた。やがて道は、桜の大木が広く枝をのばす下を潜り抜け、緩やかな丘の勾配に沿って登り始める。空にすっと立つ杉林が現れると、空気はわずかに冷気を宿した。静寂と孤独が木々の間に満ちて、燃え上がるようなせみの鳴き声も、どこか虚ろだ。ほどなく道は再び陽光の下に姿をさらし、丘の表面をなぞるようにして下った。わたしは窪地へと通じる、ヒバの生垣が生えた小道に入った。
 一歩そこに踏みこんだとき、「やっぱりここにあった」と思い、同時に軽いめまいを覚えた。わたしの身を寄せていたはずの家はそこにあって、この町に降りたったときからひそかに予感していた感傷をあざ笑うかのように、さんさんと日ざしを浴びて、あまりにも明るく、あまりにも小さすぎた。いや、そう思えた。だが、あの瓦の屋根も、大きな庇のついたベランダも、すべてが昔のままであった。ただ時の流れにさらされて古ぼけていたことや、住む人がいなくなって久しいのだろう、荒れた庭が当時との数少ない違いだ。しかし今わたしが感じているめまいは、そういうまとまりのある、形を持った思い出、あるいは自然から誘発された記憶の再生といった類のものでないことは確かであった。そこにあるものはわたしの一時期の日常全体、漠として存在し、わたしがその中に身を浸していた世界、つまりこれという実体なしに、もやもやとしていながら決して消えさることのない、しかしやはり経験と名付けるしかない一種のものであるように思われた。しかもわたしはそれから長い間目をそらしてきていたのだろう。正面からそれと向き合ったとき、その不可解な圧力に崩れ落ちそうになっていた。
「どうしたの?」
 古びた家を前にどれくらい立ち尽くしていたのか。気がつけば、結衣が不安げにわたしをのぞき込んでいた。
「ここ? お母さんのいたお家」
「いいえ。違うわ。お母さんのお家、もうなくなってたみたい」わたしはとっさにそう答えていた。「あっちに行きましょう」
 森から流れてくる小川があった。二人で土手を降りると、わたしは川岸に座った。
「お母さん少しここで休んでいるから、遊んでおいで。この川にはお魚さんもいたし、ほら、向こうの森にはきっとカブトムシもいる」
 靴を脱がせてやると、結衣は川に向かった。ただ、すぐに立ち止まって振り返ると、わたしの姿を確認した。微笑んでみせると、再び走り出し、小川に足を浸した。水しぶきとともに、結衣のはしゃいだ笑い声があがった。
 母が逃げるようにして家を出たのは、わたしが結衣と同じ歳のころだった。父と会えなくなることを悲しんだ記憶はない。ただ、父の暴力にさらされる不安のないことを喜んだ。そんなわたしを連れて、母はこの町を訪れた。姉がどうしていないのかと母に尋ねた記憶がある。母は、少し遊びに行っているのだといった。母を疑う理由はなかった。母とわたしは叔母の歓迎を受け、わたしは真っ黒に日焼けした二人の従兄弟と遊んだ。そして翌日、目を覚ますと、母の姿はどこにもなかった。
「ママはどこ」わたしは叔母に尋ねた。
「イクちゃんのママは、大事な用事があって、少しおでかけしているのよ」
「いつ帰ってくるの?」
「良い子にしていたら、すぐによ」
 叔母の答えに満足せず、わたしは何時間も泣き通しだった。従兄弟たちは、そんなわたしを、この川へと連れてきてくれた。
 叔母の家で迎えた二日目には、母が戻るのはずっと先なのだと察していたように思う。夏休みが終わったなら、わたしは友達もいない見知らぬ学校に通うことになるのだと、そんなことを考えた。それでも、この小川より遠くに出掛けようとは思わなかった。もしも母が迎えに来たそのとき、自分が家を留守にしていたせいで母に会えなかったらと想像すると、身がすくんだ。なにも知らされていないことが、幼い心に多くの恐怖を生んだ。だからわたしは、結衣にはきちんと話をした。
「パパとママはどうしても一緒に暮らせないの」
 夫は結衣が学校に行っている間に家を出ていた。夫の荷物が消えて、妙に広くなった家の中を見つめながら、娘は戸惑っているようであった。離婚は夫婦の意思で決めた。ただ、ひとつだけは、娘の意思を尊重しなければならないと思った。わたしの父はどうしょうもない男だったけれども、夫はそうではなかった。わたしは結衣に「パパと住むかママと居るか」と質問した。そのことをどこまで理解していたかは分からない。それでも結衣は、「ママと一緒がいい」と答えた。
 わたしは母のことを恨んではいない。結局母のしたすべては、父からわたしたちを守るためであった。正式な離婚はまだ成立しておらず、父は突然消えた母とわたしたちの消息を求めて、あちこちを探し回っていたらしい。母はすべてがおさまるまで、姉とわたしを安全なところに隠しておこうとしたのだ。ただ当時のわたしにとっては、ただ一人、叔母の家に置き去りにされたということが、かろうじて理解できたことの、そのすべてであった。
 風が涼しく感じられるようになって、わたしたちは帰途についた。先ほど通った道を、今度は反対からなぞる。丘を登ったところで、不意にわたしの胸に、捕えようのない、しかし生々しい情感のようなものが湧きあがってきた。その正体を確かめたいとわたしは振り返った。暮れかけた陽に赤みがかる、あの小さな家のある暗い窪地を見つめると、その窪地から続く細い道を歩く一人の少女の姿が見える気がした。
 叔母の家で数日を過ごしたある日の午後、わたしは悲壮な決意を固めていた。叔母家族の目を盗んで、そっと家を抜け出して、どこにいるとも知れない母を探しに行くつもりであった。わたしはたった一人でこの道を歩いた。心細くて不安で、それでも今よりはずっと良くなるはずと信じて、永遠とも思える道のりを、わたしは歩いた。
 杉林が揺れて、日暮の声が金鈴の雨のように響いた。娘がわたしを見つめていた。その瞬間、わたしは娘の瞳の奥にも、かつてのわたしと同じ怯えがあることを知った。その瞳は、多くを語りたいと望み、それでいて何も口にしまいと諦めてしまっているかのように、身じろぎをする術も知らず、ただ怯えきっていた。不覚にも涙があふれた。もともと自分が完全な母親であるとは思っていない。それでも、夫がいたころの方が、より自然に母親として在れたように思う。一方に父親の存在があるからこそ、気負うことなく母親という役割を演じることができた。夫と別れた今、わたしには父親としての責任もあった。ただ、容易には父親となることはできず、崩れたバランスの縁で母親でいることすら難しくなっていた。もしかすると娘は、父親と母親を一度に失っていたのかもしれない。
「本当にママでよかったの?」
 娘にそう尋ねたい衝動にかられて、わたしはかろうじて思いとどまった。わたしは涙を払うと、それが初めてであるかのように、まっすぐに結衣を見つめた。やわらかな頬の、幼い娘。大人になれば、今日のことなど忘れてしまうかもしれない小さな胸の女の子。
「早く行こう。ママは明日も仕事だよ」
 見つめられていることに、結衣は照れたように微笑むと、その小さな手でしっかりとわたしの手をひいた。
「そうね、行きましょう」
 わたしは今一度、暗い窪地を見つめた。あそこから続く道を、かつてわたしは歩いた。同じ道のりを今日も行く。だが、これから踏み出す道はかつて歩いたことのない道なのだ。わたしたちは今、二人で歩きだした。

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